肺炎球菌による感染病やその治療・予防

肺炎球菌若しくは肺炎レンサ球菌と呼ばれる菌は、

ヒトの気道の分泌物に生息する常在菌の1つです。

非常に強い毒性を持っているものの、

常在菌である事から基本的には体内の免疫システムが働く事によって

その増殖は抑えられています。

 

ところが乳幼児や高齢者において免疫が不安定・不活発である場合や、

免疫系の極端な低下を齎す他の病気に罹患している場合には

増殖が起こるケースがあり、疾病の主因とも成り得ます。

 

肺炎球菌によって主に引き起こされる病気は、

気管支炎・肺炎・急性中耳炎等があります。

それぞれ当該箇所で菌が増殖する事によって引き起こされる事になります。

また咽頭部で増殖が起きた場合には、菌が血中に入り込んで

菌血症と呼ばれる症状を引き起こす事になります。

この場合は全身感染を起こす上に、敗血症へと移行する事から

非常に重篤な症状を呈する事も想定されます。

 

感染時の治療としては抗生物質による菌への直接的なアプローチを行いますが、

特に全身感染に至っている場合については

予め薬剤耐性菌である事も視野に入れた薬剤の選択が為されます。

その理由は前述のように重篤化による生命の危険がある事から、

短期間での治療効果発揮が求められるからです。

 

また、肺炎球菌においては予防接種株が開発されており、

摂取による感染予防も行われています。

特に多いとされる型に対する免疫を獲得出来る20以上の株で構成されたワクチンが使用されており、

65歳以上における定期予防接種の中に含まれています。

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