肺炎の治療

肺炎の治療

ウィルス性の肺炎以外の治療には、

抗生物質が適用されます。

 

ウィルス性肺炎は、

細菌などの二次感染が無い限り

重症になることはあまりありません。

抵抗力が弱くなった人が

ウィルス性肺炎にかかった場合、

細菌感染を予防する意味で

有効菌種の多い抗生物質が

投与されることもあります。

 

感染症では、病原菌の種類にいって有効な抗生物質が違ってきます。

たとえば、肺炎の中でも重症化しやすいクレブシエラ肺炎には、

ペニシリン系は無効で、セフェム系の抗生物質や

アミノ配糖体抗生物質が主に使われます。

 

入院中の患者さんが、熱がでてきて肺炎を起こしたら、

院内感染の肺炎ですから、そういった治療薬を選びます。

 

レジオネラ肺炎らしいとなれば、

すぐに対症療法にかかります。

レジオネラ肺炎は急激に進行する肺炎ですので、

とにかくすぐに治療を始めなければいけません。

 

マイコプラズマ肺炎も、ふつうの抗生物質は効きませんので、

マクロライド系の抗生物質を使用します。

マイコプラズマ肺炎は、レジオネラ肺炎より進行がゆっくりなので、

まだゆとりはあります。

 

問題は病原菌がはっきりしない場合です。

病原菌が判明しないときや、

判明するまで待てない場合には、

市中型肺炎か院内型肺炎かが治療のポイントになります。

 

市中型の場合は、

肺炎球菌そのほかのグラム陽性球菌の関与を考えて、

最初にペニシリン系が投与され、それで効果がみられなければ

第二段階としてセフェム系が投与されます。

風邪症候群が流行している場合は、

マイコプラズマやクラミジアに有効で、

グラム陽性球菌にも効く、マクロライド系が選ばれます。

 

 

院内型肺炎ではグラム陽性菌が多いので、

まずセフェム系の抗生物質を用います。

院内型でも頻度の高いクレブシエラに対しては、

セフェム系のほかにアミノ配糖体系なども効果を示します。

 

抗生物質のほかには、免疫力を高めるインターフェロン製剤や、

ガンマグロブリン製剤、気道の症状を改善する去たん薬、

気管支拡張薬などが状況に応じて使用されます。

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