肺炎の原因

肺炎の直接の原因は、病原菌の感染によります。

病原菌は市中型肺炎と院内型肺炎とで異なります。

 

市中型肺炎は、いわゆる健康な人がかかる肺炎で、

風邪が原因となります。

病原体は各種のウィルス、マイコプラズマ、クラミジアなど、

細菌ではグラム陽性球菌に属するものが主となります。

 

風邪ウィルスによって侵された気道は、

ほかの細菌が侵入しやすくなります。

 

院内型肺炎は、とくに慢性疾患をもつ、

高齢者に多く見られる肺炎です。

 

この肺炎の原因菌は、

グラム陽性菌によるものが大部分です。

 

中でも多いのが、インフルエンザ菌、

クレブシエラ、緑膿菌で、

大腸菌、セラチア、エンテロバクターなども関連しています。

さらに結核菌も原因となり、

ほかに原虫のニューモシスチス・カリニや、

サイトメガロウィルスなどの人間の体内にいる微生物による

肺炎もかなりみられるようになります。

 

このように、体力の低下した高齢者や病人では、

ふだん無害としている微生物でも、

肺内で病気を起こすほど異常繁殖が起こって

肺炎となるのです。

これを日和見感染といいます。

 

嚥下性の肺炎も、誤飲や誤嚥を引き金とした

院内型の肺炎といえます。

 

市中型肺炎は、秋から冬にかけての

寒い季節に多発し、風邪症候群の流行にも影響されます。

一方、院内型肺炎はほとんど季節に関係なく、

夏でも発生します。

 

ビルの屋上などにある冷却水の多くに

レジオネラ菌が入っていることもあり、

冷房などによって建物全体に広がるのです。

ですので、レジオネラ肺炎の大半は10月に集中します。

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