お年寄りの肺炎

お年寄りにとって、

肺炎は今でも本当に怖い病気です。

 

肺気腫という、肺の組織が弾性を失って、

だんだんと壊れていく病気がありますが、

そういう患者さんは、普段でも呼吸能力スレスレで、

やっと呼吸をしている状態ですから、

肺炎になるだけで呼吸ができなくなって亡くなることもあります。

 

普通、街中で暮らしている人が肺炎になると、

8割方が肺炎双球菌が原因、

つぎに多いのがインフルエンザが原因のもので、

この2つが圧倒的です。

 

こういうものが原因の肺炎なら、

ペニシリンとか、ふつうの抗生物質で治るのですが、

マイコプラズマ肺炎には、

そういう薬が効きません。

 

診断がつかずにモタモタしていると、

さらに症状が重くなって、死にも繋がってしまいます。

 

40代、50代の方が肺炎で亡くなったという話を良く聞きますが、

そういう場合も普通の肺炎ではなくて、

原因の最も多いものがレジオネラ肺炎です。

 

このレジオネラにも、普通の抗生物質は全く効きません。

ですので、普通の肺炎治療をやっていると、

患者さんがどんどん悪くなって、

胸のレントゲン写真を見ると、肺がほとんど真っ白になり、

それで呼吸不全で亡くなってしまうのです。

 

高齢者の肺炎の症状

高齢者の場合、肺炎を起こしても、

若い人のようなセキや発熱といった、

呼吸器の症状は少ないです。

 

熱が出るというのは、体が菌と戦っている状態なのですが、

高齢者は、体の免疫機能が落ちていますから、

熱が出ないで、平熱のままだったりします。

 

そして、セキやたんもあまり出ませんし、

呼吸困難もあまり訴えません。

ただ、だるくて、なんとなく元気が無い。

 

ご家族の方が、おじいちゃんの元気が無いと気付いて

レントゲン写真をとってみると、すでに肺炎で、

胸部が真っ白になっていたりするのです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

コメント

お名前 *

ウェブサイトURL