間質性肺炎

いわゆる肺炎が肺胞に炎症を発生させる病気であるのに対し、

間質性肺炎は、肺胞と肺胞の間の

結合組織に炎症が生じる病気です。

 

炎症が進行すると結合組織に繊維化が起こり、

肺胞の間は硬く、厚くなります。

このため肺全体の弾力性が失われ、

最終的には肺繊維症を引き起こします。

 

肺炎は主として病原菌で起きますが、

間質性肺炎は原因不明の刺激によって起こります。

 

肺繊維症を起こす病気からみると、

塵肺、過敏性肺炎、薬剤性肺炎や膠原病に伴う

肺繊維症などのように、

原因がある程度はっきりしている間質性肺炎に対して、

原因がよくわからない場合は、特発性間質性肺炎といいます。

 

 

間質性肺炎の症状

日本では1年に人口10万人に対して3人ほど発生します。

発生しやすい年齢は、男女ともに50~60歳代です。

自覚症状としては、呼吸困難、たんを伴わない乾いたせき、

微熱、倦怠感が生じます。

 

慢性になると、細菌性の肺炎などを起こすことも多くなり、

たんを伴うこともあります。

 

 

間質性肺炎の治療

肺の働きが衰えて低酸素血症がみられるようになると、

酸素投与が行われます。

副腎皮質ホルモン薬が有効性を認められる唯一の治療薬です。

 

長期にわたり投与されるので、

副作用を少なくするために、

パルス療法など副腎皮質ホルモン薬の投与法も工夫されています。

また、免疫抑制薬が用いられることもあります。

 

間質性肺炎が急激に進行するタイプでは、

半年以内に亡くなるケースが多いのですが、

ゆっくりと進行するタイプでは、

10年以上、生存することもあります。

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